日本の風土と古からの用が重なり、くらしの記憶が宿る籠。
わたしたちは、その手道具の楚々とした質朴な表情に惹き付けられます。
人の手業で作られるそれは、自然と人との関わりから生まれた里山での生業です。
その在り方から現れる昭然たる美しさに源流の心象を重ねあわせます。
本展に際し、日本列島の秋田から沖縄を訪ね、
くらしの手道具として籠作りをされる職人の方々に、
様々な用途の籠を制作していただきました。
古と現代を繋ぐ生動をたずさえた日本の籠を展示販売いたします。
ご高覧賜りますようお願い申し上げます。
会期:
2018年5月19日(土)− 6月3日(日)
会場:
東京都港区南青山5-18-10
午前11時 − 午後7時
*休館日: 5月18日(金)
特別催し:
初日5月19日(土)と 20日(日)、あけび蔓籠職人・中川原信一氏に制作実演いただきます。